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25年3月25日(火)放送 福岡県立浮羽工業高等学校

出演 材料技術科 3年 宮本 陽翔くん

   材料技術科 3年 片原 弘暁くん

   材料技術科 3年 池田 匠見くん

   材料技術科 3年 古賀 大将くん

   機械科 3年 牛嶋 孝志くん

   機械科 3年 豊福 颯大くん

 

 

合鴨ロボットを作ったみんな。

地元うきは地区にある農業法人エイティファームさんとの共同開発しました。

合鴨ロボットは、水田の泥水を掻き分けて水を濁らせ、雑草の光合成を阻害したり、雑草の種を水田の土に定着させないようにして、雑草を生えにくくするロボットです。合鴨農法と同じような役割を担ってくれます。合鴨農法とは、水田に合鴨を放って、雑草や、農業害虫を食べさせて駆除するという農業の方法です。デメリットとして、毎年新しい合鴨の雛が必要、餌代がかかる、害獣に食べられるなどに対する設備投資が掛かります。合鴨がきまぐれに動くので満遍なく処理してくれないというデメリットもあります。農業は、高齢化が進んでいて、無農薬で稲作を行おうとすると、雑草が生えて除草の作業も大変です。合鴨ロボットが役に立つのではないかと考えました。

合鴨ロボットは、車椅子を分解して制作しました。田んぼで泥の抵抗を受けながらでも走れるようにフロートという実際に田植えでも使われているものを前方に付けています。フロートは車輪等が田んぼに埋まらないようにする為の浮きの役割をしてくれます。田んぼで実際に使うと泥も濁っていて、目標達成できました。「狙い通りにうまくいきました。」と池田くん、笑顔で話します。

ちなみに動かす時は事前にパソコンでプログラムしたものを車椅子に送信し、自動で動かしていきます。実際に車椅子のように押して使うこともできますが、人がいなくても自動でやってくれる完全自動化になっているので、人手不足の解消にもなります。

合鴨ロボットは第34回生徒研究発表会で優秀賞!福岡県で2位を受賞しました。

片原くんは、「合鴨ロボットも優しさからできた。優しい人になりたい。これからも優しい気持ちで頑張る。」と話します。

古賀くんの夢は農業をすること。「農業を頑張ってやって、腰などを痛めている人が多いので、今後、合鴨ロボットのようなもの増えると、みんなの役に立つと思う。実家が農業やっていて、畑などを継ぎたいなぁと思っていたので、合鴨ロボットを作成できて、良いことができたなぁと思っている。」と振り返ります。

豊福くんは自動車業界で働きます。「今回の課題研究の合鴨ロボット作成でもたくさんの知識を得ることができた。その知識を使って、頑張っていきたい。」と意気込みを話します。

牛嶋くんは、「大人っぽい人になりたい。人とたくさん話したり、人前であせらず考えて喋ることができるような人になりたい。」と目標を話します。

池田くんは、「造船業で働くので、自分の船を1隻持ちたい!」と笑顔で話していました。

 

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